1 | 怪傑ラッキーランドセル 『ハイ・ジャンプ』 |
2 | そとばこまちプロデュース『マンガの夜』 |
3 | Ugly duckling 『さポろぺ』 |
4 | スクエア 『祝福してみる』 |
5 | 八時半 『大きな青の音』 |
1.『ハイ・ジャンプ』 − 今年いちばんの衝撃 −
ポップな劇団名に似合わず、やたらと骨太な演劇だった。ポジティブに生きようとする「のび太」たちの物語。ドラえもんはいないし現実はシビア。とてもハートに痛く刺さる。終演後、客席、凍ってたよ。女の子とか、泣いてたし。
2.『マンガの夜』 − たまには上等な芝居も良い −
基本的に、私は全席指定の芝居は観ない。前売券を買うのも、でかい劇場の後ろのほうで観るのも嫌だから。今回は、最前列中央の余りチケットを譲ってもらっての観劇。単純スラップスティックなんだけど、よくできている。間近で観る生瀬勝久と渡辺いっけい、スゴイ迫力だった。
3.『さポろぺ』 − 予想外の収穫 −
この日、時間的に観に行けるのはコレだけだったのが観劇の理由。女性がメインの劇団で、猛烈な「毒」のある「痛い話」だった。女優陣の怪演ぶりがキュート。
4.『祝福してみる』 − ブレーク間近 −
男4人の劇団、スクエア。評判どおり、確かにスゴイ。パワーのある、上質なコメディーをやるトコである。このレベルの作品が続けば、ブレーク間違い無いだろう。
5.『大きな青の音』 − ボディ・ブロー −
粉雪の舞う1月の夜、激寒の京都はアトリエ劇研。さすがに客の入りが悪く、ゆったりと観劇。静かな演劇だが、観客を舞台に引き込む力はスゴイもんがある。観た直後は、ただ感心。ウチ帰ってからボディブローが効いくる。とても奥が深い。2週間くらい頭から離れなかった。
1 | 生瀬勝久 (そとばこまちプロデュース『マンガの夜』) |
2 | 前田千永 (劇団かんき船『駐禁』) |
3 | 吉田鋼太郎(第三エロチカ『ロスト・バビロン』) |
1. 『生瀬勝久』 − くっさい演技に好感 −
さすがに、ビッグネーム。力のある役者だ。
スラップステックは、役者が命。
そのへん、やっぱ彼は天才かもしれない、なんて思う。
2. 『前田千永』 − 役者復活を望む −
私の後輩、大阪工業大学演劇部劇団かんき船の看板女優。
劇団かんき船、他の奴らはヘボだから、ずば抜けて上手く見える。
かわいい感じのコだけに、その鬼気迫る怪演ぶりは衝撃的だ。
演劇部辞めちゃったらしいのが残念。舞台復帰を切に願う。
3. 『吉田鋼太郎』 − 中川安奈はもひとつだった −
銃を持った奴らに追い回されるバイオレンス映画監督の役。
ほとんど彼ひとりで、芝居を観るに耐えるモノにしていた。
第三エロチカ、実は嫌いな劇団のひとつ。
それでも観に行ったのは、ヒマとタダ券があったから。