otoの上半期ベストアクト

【湾岸線浜浦駅高架下4:00AM(土日除ク)】 深津篤史プロデュース
【Right Eye】NODA・MAP番外公演
【天国の奈落】寿団プロデュース
【バクスター氏の実験】 ジャブジャブサーキット
【あくびと風の威力】 芝居屋坂道ストア

次点

【オーブン】うべんの会

【夏の砂の上】

【カーニヴァルの夜】ニュートラル

1位は、深津プロデュース2本の内、初演よりも時間の経過の大きい方1本。列車の経過による時間軸や増えていく金魚とか、深海魚とかで試されていた形が有るレベルを突然超えて、それが作品の輪郭を際立たせ作品だと思います。今回の演出は、慣れた役者のせいか、物語のバランスをより明確にしていました。

2位は、元気な野田作品を久しぶりにみれた気がします。やっぱり野田作品は近鉄劇場よりアート館でもみたいなぁ。

3位。これはもう、高木稟(転球劇場)に尽きますね。もちろん千田訓子歌謡ショーとしても面白かったのですが、高木さんの「きつい」の一言で、全てがとびますね。HEPではじめて見た芝居でした。

4位。JJC初の4方囲みを大阪でみられようとは。おそらくこの作品がマイケルの冗談やランチタイムセミナーにおける、汲み取らせる或いは連想させる脚本へと発展したのでしょうな。初めてAIホールに行って、あんなセットを作られてしまうと、関西の劇団にもっと頑張ってもらわないとと思いますな。

5位はねぇ、初演を超えませんでした。でも、本がよすぎ。角脚本には日常の言葉に込められた思いが強すぎる感を受けることがあるのですが、この作品だけは、そんなことを言わせないストーリーの力があります。素晴らしい。

 


役者部門

江口恵美(桃園会)
高木稟  (転球劇場)
うべん (遊気舎)