もみゃさんの05年下半期ベストアクト


(以下、敬称略)

 2006年下半期の観劇本数は31本。
 劇場が増えたせいか、観たい公演の時期が重なる事が多くなり。
 気に入った劇団・ユニットは、解散したり、音沙汰が無かったり。
 その上に、公私ともに不本意な慌しさで、観たくても観れなかったのが多く。
 余りにもすっきりしない半年でした。

作品部門

 作品部門は、私的な部分を込めたり込めなかったりしつつ、判断しました。



第1位 売込隊ビーム タマゴよ、みな鳥になれると思うな HEP HALL
 上半期に続いてこの位置に売込隊ビームですが。 正直な感想です。
 散々期待してたのを、更にプラス方向に裏切ってくれました。
第2位 ピースピット ゴールド・バンバン!! HEP HALL
 一言で表現するならば「三谷フジコショー」。
 末満作品にありがちな「粗さ」を勢いでねじ伏せ。
第3位 コリボの木 『おさかなビリー他』vol.10 Cafe&Gallery Aggi
 いろはいちばが無くなってから初の「おさかなビリー」。
 いつも手放しで楽しめるんですが、今回もとても「暖かい」気持ちのまま観れました。
第4位 ナカたナカ(ナカタアカネ×たなかひろこ) LUCKYSTRIKE。 JUNGLE in→dependent theatre
 ナカタワールドは、とにかくツボなのです。
 今回はキャストもツボに入りまくりで。
第5位 ピースピット グーグー・ムーチョ!! HEP HALL
 「ゴールド・バンバン!!」と比べると・・・とはいえ、魅力的なキャスト&ストーリーで、一応この順位に。
次点 Full Houseプロデュース お勝手の姫 in→dependent theatre 2nd
スクエア ザ・バックストリート・シャイニングス 精華小劇場
お茶祭り企画 ヨル♪宮沢賢治 街山荘
クロムモリブデン ボーグを脱げ! HEP HALL
ジャンクゼニシャルパーティー グッバイラストパーティー カラビンカ
 次点は、上演時期が最近のものからの順。 Full Houseプロデュースは、脚本が既にあるものだったので、再演と同様の扱いで。 スクエアは、客演無し・ピュアなスクエアで魅せるも、僅かながら、スクエアらしくない「準備不足」感が・・・もっと出来る劇団だという気持ちを込みで。 お茶祭り企画は、企画込みの一人芝居第一弾で、今回に限ってという意味では内容は申し分無かったんですが、第二弾は更に更に・・・という期待を込めて。 クロムモリブデンは、良いか悪いかでいえば良かったんだけれども、ちょっとツボからは外れたかな、と。 ジャンクゼニシャルパーティーは、残念ながら解散を控えた最終公演。 頑張りは十二分に伝わったんだけれども、従来通りでない体制で・・・という所が勿体無いな、と。



役者部門

 選出基準は、作品部門と同じです。
 今回も、前回と同様、順位は付けません。

選出3名 宮都謹次 (売込隊ビーム) 売込隊ビーム 『タマゴよ、みな鳥になれると思うな』
 劇団員の皆さん・・・と言いたい所ですが。
 ラストを〆たこのひとを。
猪谷洋子 Full Houseプロデュース 『お勝手の姫』
 ハマリ役だったというのもあるでしょうが。
 曲者揃いのキャストの中でも、特に際立ってたこのひとを。
三谷恭子 (売込隊ビーム) 売込隊ビーム 『タマゴよ、みな鳥になれると思うな』
ピースピット 『ゴールド・バンバン!!』
 所属劇団の本公演での評価もありますが。
 ハリセンを構える姿をあれだけ格好良く見せるのは、間違い無く、役者としての実力があってのものだと思います。
次点 希ノボリコ(コリボの木) コリボの木『『おさかなビリー他』vol.10』
 単に、「3名」の枠外なだけで。
 手放しに、何の不安も無く観に行ける「安心感」は、頭が下がります。

 役者名の横に記してあるのは、特に評価の対象にした公演です。


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