otoの05年下半期ベストアクト


作品部門

1位 ユリイカ百貨店『快晴版 センセ、』 4/17〜4/24 ARTCOMPLEX1928
2位 ドラマリーディング『劇場へ!!』 4/7〜4/10 仮設劇場WA
次点 糾い〜あざない〜 『とおとし』 2/11〜2/13 HEP HALL 

1位のユリイカは初見でしたが装置もすばらしく、転換方法や役者の歩く方向が百貨店にマッチしており

すばらしかったのです。中西先生が日記に書かれてましたが、ストーリーの毒気のなさについては

同感。このストーリーに悪意のようなものが加われば劇中に加えられるおとぎ話がもっと多面的に

描けたのではないかと思いますが、この上半期の中では1位にしてもまったく問題ないレベル。

2位の仮設劇場のオープニング企画、アフタートークでは演出の内藤氏がリーディングは

本編ではないという話をされてましたが、なんだか、そういう枠決めによるある種の貧しさが

最近の南河内作品に登場する人物像と共通してて悲しかったのですが、otoには充分1作品であり

「劇場」がもつ可能性を感じさせてくれるとても楽しい作品でした。

WAではこれ以外に桃園会しかみれなかったのが残念ですが。

役者部門

平 貴之『快晴版 センセ、』
谷藤リョーコ ドラマリーディング『劇場へ!!』 4/7〜4/10 仮設劇場WA

平さんは、文句なくすばらしかったのです。谷藤さんは、滋賀にいるとFMで声をきくのですが

かなり、いい感じでした。ちょっとどうなんだろうと事前に思っていたのでお詫びの意味も込めて2位に。



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