第1位 |
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第2位 |
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第3位 |
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第4位 |
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第5位 |
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次点 |
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本当に下半期のベスト3を上げろと言われると、1位:燐光群+グッドフェローズプ 久々に新しい劇団員を迎えた芝居屋坂道ストアの新作は、阪神大震災をテーマにした 珍しいキノコは、びわ湖ホール大ホールの舞台だけでなく、ロビーから楽屋から劇場 3位は京都の新人劇団・ユリイカ百貨店です。客観的に見ると、まだ3位に取り上げ 4位のMONOは、近未来の京都を舞台に、京都という町の閉鎖性と1つの大きな目標を 5位のヨーロッパ企画は、舞台の完成度だけで考えるとベスト1にしてもおかしくな 次点のエッヘディナーショーですが、これは私にとってベスト1と言えるほど面白 |
第1位 | 橋本じゅん(『阿修羅城の瞳』) |
第2位 | 北村守(スクエア『打つ手なし』) |
第3位 | 中井和味(芝居屋坂道ストア『木造モルタル式青空』) |
えー、役者部門の方は「関西の役者さん」とだけ限定してランダムに選ばせていただ きました。もう『阿修羅…』の橋本じゅんはぶっちぎりっす! 師匠、付いていきま すって感じです! 二幕の1/2ぐらいしか出番なかったのに、その破天荒な演技… というか、単なる大暴れぶりに、二幕の芝居は八割方じゅんさんしか印象に残ってな いという恐ろしいことに(笑)。轟天のテーマが松竹座に流れた時は、今年の笑いの瞬 間最大風速を記録(当社比)いたしましたです。もう大好き。 スクエアの北村さんは、今回の刑事役が特に秀逸でしたね。取り調べを受けてる大 ファンの漫才師との絶妙な距離の取り方、隠そうとしても体中から発散される「好き 好き光線」の強烈さ。もう客席から「早くカミングアウトしてしまえ!」と言ってし まいたくなるほど、いじらしさ大爆発でございました。この微妙な空気の漂わせ方、 そして会話の間の取り方、この公演での彼の演技は全てにおいて文句なしでございま した。 芝居屋坂道ストア久々の新人、中井さんはその舌っ足らずな第一声を聞いた瞬間「え え子見つけたな〜」と感心させられました。声といい小動物的なたたずまいといい、 デビュー作ですでに自分のキャラクターを確立しちゃってるところがすごい。多分度 胸満点な娘さんなんでしょう。本多真理とともに、坂道の繊細な劇世界をいい意味で 引っかき回してくれる女優さんになりそうです。期待度を考慮しての3位ってこと で。 |