2003年に見た舞台は、18本でした。20本を切るなんて、といささか自分でもショック でした(; ;) ますますワースト記録を更新中です。今、平日の晩に見に行くのがま ずアウトになってるので、それが痛いです。まあ全体的に不調だと思うので、なんと か見る意欲を失わずにいたいと思っています。 |
第1位 | 燐光群+グッドフェローズ プロデュース | 「CVR チャーリー・ビクター・ロミオ」 |
轟音の中、最前列でずっと身を固くしていました。ただ機長たちの動作を、瞬きを忘 れてしまうぐらい見つめるだけで。痛切極まりない芝居でした。 |
第2位 | ジャブジャブサーキット | 「裸の劇場」 |
もう一回見たいと思った芝居。実に巧みで、スリリング。なぜこの「劇場」で芝居を するのか、という意志を強く感じました。 |
第3位 | ヨーロッパ企画 | 「サマータイムマシン・ブルース2003」 |
初見。大学生らしいのんびりとした空気の中に、現実的な就職の話が一瞬でも挟み込 まれると圧迫感を感じる辺りが面白かったです。セリフで笑わせるというよりは、冴 えたシチュエーションで見せるという印象を持ちました。 |
第4位 | 二兎社 | 「荻家の三姉妹」 |
再演ですが、大阪では初演。もうここが大阪に来てくれるだけで嬉しい(^o^) 初演 の余貴美子さんの方が、ジェンダーの問題がより浮き彫りになっていたような気がし ますが、男らしさとか女らしさ、ではなく人間としてどうなのか、と鋭く問いかけな がらも、笑える芝居を作り出せるのはお見事。 |
第5位 | 白石加代子 | 「百物語」シリーズ第二十夜 |
海外作家の三作品の中で、私はヒュー・ウォルポールの「銀色の仮面」のサスペンス フルな出来に◎。今回で、近鉄小劇場での公演は終了。カーテンコールの二回目で、 スタンディングオベーションには、白石さんも私も涙、涙。一生、忘れられない芝居 となりそうです(>_<) |
第1位 | 川中健次郎さん |
「CVR チャーリー・ビクター・ロミオ」にて。オムニバス6話目の機長を演じて いたのですが、周囲の人たちを冗談を言って励ましながら、ふと見せる厳しい表情に 何度も胸を衝かれました。 |
第2位 | 大路恵美さん |
Piper「スリー・テナーズ」にて。大路さんが15歳の頃からテレビで見ていた私 には、まさか将来、こんなキレキャラを演じるとは思いませんでした(^_^;) いやは や思い切りの良さが素晴らしいです。 |
第3位 | 片岡弘貴さん |
「荻家の三姉妹」にて。自分のなかに存在していた「女性的なもの」を隠して、男性 的であろうとしていた、ちょっと抜けてる感じの大学教授は、優しくて、穏やかで、 憎めなくて、まっすぐという性格。そんな人間くさい役を魅力たっぷりに演じていた ところが◎。初演・再演と続いた役なので、ぜひこの役はずっと片岡さんでお願いし ます(^o^) |