「扇町ショック」から明けた今年、また観劇を復活させるゾ!と 意気込んでいたのに、上半期蓋を開ければ9本でした(^_^;) 基本的に予定を入れにくい仕事を今はしているので、本数も減ってきて いるようです。が、来年からは近鉄でも見られなくなるので、何とか 本数減らしに歯止めをかけなければ、と思う私です |
第1位 | NODA・MAP | 「オイル」 |
「感動した」とか「泣いた」という言葉は私の中から出てこなかった芝居でした。そ れよりももっと苦しくて、言葉にできない怒りや思いが、私の中で渦巻き、今もくす ぶっています。人間、忘れてはいけない事実を忘れてはダメなのだと思います。 |
第2位 | 「海と日傘」(日本語版) |
松田文体初体験。普遍的な日常の営みに何かが起こっても、決して劇的なものにせず、 しかし受け手側の心には染みを拡がらせるような芝居で、凄く衝撃的でした。韓国語 版も良かったのですが、話す長崎の言葉が好きなのと、峻烈な印象を残したので日本 語版を推してみたいなと |
第3位 | 「ヴァニティーズ」 |
男性版のヴァニティーズは、演じ手の巧さがあるんでしょうが、女性が演じるよりも、 アイロニーに満ちていて面白かったです。 ただ、深沢さんと大谷さんの役が逆だったら、私好みのキャスティングだったんだけ ど(^_^;)。 |
第4位 | 「オケピ!」 |
内容は「いつもの三谷さん」の域を超えず、妙にアクが抜けて薄まっていた感じがし て、幅広い客層を見れば仕方ないかと思ったんですが、でも、演奏すると見せかけて 歌を歌うっていうスタイルが面白かったので◎。それにしても、元サンシャインボー イズの役者さんたちは、やはり三谷芝居を巧く見せてくれます。 |
5位 棄権します。 |
第1位 | 内田淳子さん |
エキセントリックな芝居じゃないのに、内面にある情念が見えてくるのには、ただひ たすら参りました。凄い。 |
第2位 | 宮川サキさん |
芸術創造館の一人芝居シリーズで見た「ヌルイ女」は絶品。何かアングラ的な匂いを 感じる人です。間が絶妙で、パンチを食らわされました。 |
第3位 | 瀬戸カトリーヌさん |
華と手堅さを両方持っている人。歌ももちろん巧かったのですが、ストレート芝居で ぜひ見てみたい人になりました。 |