むぅの01年下半期ベストアクト


作品部門


1.G2プロデュース「天才脚本家〜ボクらはみんな騙される」


マスコミを舞台にした完璧ハードボイルド。
大王(後藤ひろひと氏)はやっぱりスゴイなぁ。
この作品で、また新たな面を見せてくれたような気がします。
千秋楽。
お客さんを騙しにかかるおまけつき。年末に大いに楽しませてもらいました。
また、照明や音楽が、とても効果的に使われていて印象に残りました。

2.王立劇場「サム古賀ショー」


どのコントもすばらしい!!
バカバカしい笑い、正統派なパントマイム、おもしろコワイもの…
その幅広い笑いに感服。
演じる役者もすばらしいし、楽しい時間を過ごせました。
合い間合い間に入る、大王のコメントもさすが。

3.Giselle「『お察しします。』」


すんごい素敵な作品で、胸がいっぱいになりました。
2001年に泣いたのはこの芝居1本。
合い間合い間に笑顔で面白おかしくおしゃべりするのだけれど、そこにいる人はみな
余命いくばくもない人たちだとお互いが胸の中では分かっている。
観ている方もそう。
これからのGiselleに期待。
MOTHERが解散した後、木村陽子さんにはGiselleの活動を頑張ってほしいという願いをこめて…

・番外:第三舞台「ファントムペイン」
なんか、どこに入れていいのか分からなかったので番外に…。
私が芝居にひかれていったのは第三舞台があったからで、この作品は今まで鴻上さん
が描いてきたことの延長線上にあるものだったように思います。
10年後に会えるのを楽しみに待っていようと思える作品となりました。封印。

役者部門


1.三上市朗(劇団M.O.P.)
「天才脚本家」を観た後、三上さんはやっぱり素敵な役者だなぁと思いました。
ひきこまれていきます。相手との間の取り方が抜群。

2.山内圭哉(Piper)
川下大洋劇「エンゼルス」をきっかけに、確実に演技がうまくなっているように感じ
ます。見た目インパクトありますが、それに演技力がプラスされて更に存在感は増す
ばかり。今後にも大いに期待。

3.キムラ緑子(劇団M.O.P.)
「ジンジャーブレッド・レディ〜」のエヴィを演じるキムラ緑子さんの存在感は圧倒
的。見慣れた強い女ではなく、ダメな女を切なく演じる様が素敵でした。
その歌声にもほれぼれ〜。

下期は、関西の若手劇団の芝居をあまり観にいけなくて、大御所(といっていいの
か?)に落ち着いてしまいました。
2002年には新たな出会いがあるといいなー。



miyabi.nのコメントへ