1位 | 南河内万歳一座「流星王者」 |
今まで内藤さんの芝居に甘くてナイーブなイメージを持っていたのですが、
これはガツンと来てしまいました。
2位 | MONO「錦鯉」 |
MONOは昨年の「−初恋」(再演)に続き2度目の観劇でしたが、完成度が
高いですね。最後の、女優2人のシーンもよかった。
3位 | M.O.P.「ちゃっかり八兵衛」 |
再演なので評価は辛めです。
役者さん達に実力があって安心していられるというか、M.O.P.は役者の余
裕が伺える気がします。
次点 | 桃園会「どこかの通りを突っ走って」 「ゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」 |
桃園会は「うちやまつり」と比べて判りやすかったと思うのですが、好み
として「うちやまつり」を上回らなかったので、次点。
「ロズギル」については、旅役者(花組芝居の役者+棚川寛子さん)がい
い雰囲気を醸し出していました。古田さん、生瀬さんはもちろんいいので
すが、いまさら良さをほめる次元でもないかなぁと思ったので、次点。
役者部門
同率2位 | 西田政彦(遊気舎) 増田記子(MONO) 西野千雅子(MONO) |
今年上半期はカンパニーとして魅力ある作品はたくさんあったのですが、
役者を選ぼうとしたらどうしても絞りきれませんでした。
西田さんは「世界で一番早い女」のちょっとスカした役がはまっていて魅
力的。こういう役柄は今回に限ったことじゃないけれど、適役だし巧いと
思います。
増田さん、西野さんは「錦鯉」。この芝居、男性が中心の芝居ではあるん
ですが、男優がストーリーを進めていく中で女優2人がものすごくいいポ
ジションで『居た』ことが目を引きました。