12月 |
で年越し出来なくなったのは悲しい限り。レストランでの人生模様あれ これおなじみキャラで笑い、しみじみして1年を締めくくるのが欠かせ ない私の年中行事だったのに。悪いことばかりではなく、これまたアー ト館を定打ちにしていたイッセー尾形が、桃井かおりと組んだパワー アップ版として近鉄劇場に帰ってくる。もっともこれは来年の話。来年 のことを言っても鬼が笑うどころでなく、スケジュールはどんどん埋ま りつつあるのはお互い様。 ファントマの前説(100円えん魔ちゃん)で、えん魔が「関西で最も才能 のない男」と誹謗していたが(←ギャグですけど。ちなみに、坂口修一 のことは「最も仕事を選ばない男」)、これだけの顔ぶれをそろえるの も並々ならないネットワークを持つから。年末ジャンボを楽しむのが年 越しのお約束のようにパロまるわかりを受け入れる、心の素直さのこれ はチェックシートかも。 代に紹介するという面でも、座付作演出家が書き下ろすことの多い小劇 場の劇団が既成の作品に挑むという面でも大きな成果をあげた。劇団の 潜在能力を窺い知るにも格好の企画。先発の糾にも、否応なく期待し ちゃいます(白状すると、作者の名すら初めて聞くんだけど)。 くいいのよ。モダンでシュールでキレが良くて。衛星が泥臭くパワフル なだけに見えてしまうほど。楽しみ。 が得意なアグリらしい代表作になりそう。OMS戯曲賞大賞受賞で注目 され、ますます好調な作・樋口に期待が集まるが、それを力技で演出す る池田や多彩な役者陣にも目が離せない。クロムは、毎回なにかしら驚 かせてくれる。凝りに凝った美術装置や音楽、照明は今回もハズレなし のハズ。 演されるのが楽しみ。赤鬼とエレベーター企画は気になるが、ちょっと 行けそうにない。クリスマス前後のブルドックショウ(伊藤えん魔+鈴 木田竜二+ゲスト・腹筋善之介。ブサイクな男ばかりなのでユニット名 をそう名づけた由。以上、えん魔談)@カラビンカや「保村大和+久保 田浩」@rise−1も都合つかないよお、涙。どなたか、報告よろしく。 |
11月 |
ジャブ2、雲母坂、PM、タント。中野エスパーは、初演も評判良かったら しいので、大阪初日でもこれは期待でしょ。同じく関西からツアースタート の松田正隆+平田オリザ作品。注目の「月の岬」チームだけにムツカシイで しょうが、評判気にせずマイペースでやって欲しい(青年団としては、直後に 「冒険王」も控え、山内健司や山村崇子など両方キャスティングされてる役 者もいるのはすごい、忙しいと感心)。PMはいい意味の頑固さがウリ、いつ もどおりじっくり泣きの長台詞が聞きどころ。タントは今回サシマユタカが 作・演出をハズれてるので予測つかず。番外といったところか。 グフィールド)へ行けないじゃん。行ける人は、報告よろしく。久々に大阪そ して東京公演の八時半。山岡徳貴子がOMS戯曲賞最終選考に残る幸運と、 桝野恵子、林賢郎という重要な役者が抜けるアクシデントの両方に見舞われ る。ここが踏んばりどころ。デスはタイトルからしてお得意の終末シュール な世界、期待大。太陽族は戯曲の上がりが遅れているとか。ここも佐藤めぐ みの退団が惜しい。世界一団は、今とても波に乗ってて大好き、個人的に応 援中。役者全員キラキラしてて、バランスもいい。以前は看板女優を希ノボ リコと年清由香が争い、ファンはどちらが好きか二派に分かれる構図、今は 満遍に分散してそれぞれに熱い。ちなみにワタシ吉岡晶子になびいてます。 なるんだけど。観たいよお(涙)。 む。プラス2週ロングランの新感線とファントマ。笑いと演劇の絶妙のバラ ンスを操り転球がどこまで行くかは、関西の演劇ムーブメントの今後を変え ると言っても過言でない(ちなみに、もうひとつの期待の星がスクエア)。 ファントマはストーリーそこそこながら、見せ方というか演出の力技、音 響・照明一体のビジュアルワークが素晴らしい。小劇場では画期的なまでに 殺陣こなせるのも強み。ここも今回のチラシに藤田政幸のクレジットなし、 辞めたの? 浅野彰一と共に背負ったかつての劇団・新天地もいよいよ幻と 化すか。美津乃あわひとりにたよる劇団体質を、ロングラン公演での若手成 長につなげたいところ。公演中止のトラブルを逆にプラスとし、焼け太りの 評判まで取ってパワーアップの新感線(注:焼け太りは劇団の経済ではなく、 劇団員の体重を指す)。いのうえひでのり脚本としては、初めて大向こうまで うならせた前回・轟天2を超える、さらなる馬鹿馬鹿しさを究めるっ!! |
10月 |
演が2週続き、シアター21vsTEAM発砲・B・ZIN、加藤健一vsMOTHER。交通費や移 動時間のロスがなくて観客に便利。定評あるストレートプレーはじっくり、小 劇場で発散というバランス。第3週は、これにスクエアと坂道ストアが参戦。 ウイングフィールドで初演の「俺の優しさ」はスペース広くなって、美術(柴 田隆弘)と、役替わり(南河内万歳一座の重定礼子と元桃園会の松蔵宏明の顔合 わせ)が楽しみ。どんどん劇団員が抜ける坂道ストア、なにやらピ○タチオを 連想させて心配だが、初心に帰るも良し。 からスタートする。寂しいが、劇団としての初心貫徹には拍手。アート館なき 後の心配は、これであと年末恒例の「ア・ラ・カルト」と、いずれ復活あるだ ろうNODA・MAP番外のハコ。 れる作品とか。ただいま原作を一夜漬けで読んでる途中。「新・三国志II」も スペクタクル楽しめそう。この内容、衣装、装置で3階席4200円は安い。 スーパーエキセントリックシアターは、毎回劇団員そろって何か(ゴスペルや アカペラ、手品サーカスなど)に挑戦し、エンタメしてしまう姿勢が好き。 は、肉体だけで勝負の潔さ、観る者の感性や意思に身をまかす自由さ、今はダ ンスの時代さっ。ということで、まったく初見だが中村恩恵。出身のネザーラ ンドダンスシアターは、とても知的な振付。次は麻実れいにハズレなし、絶対 やってくれます大女優ぶりを、の「サラ」。そしてそして、官能ゆさぶる甘美 な天野ワールドを堪能、少年王者館!! でキマリ。全ステージ観たいくらい。 けど、第1週も三舞が入ってて(おまけにオフ予定しちゃってんだもの)忙しい から1回だけとは、しくしく(泣)。 |
9月 |
すべて2本立なんだもの。私は2本のうち1本しか観れないのもあるけど、2 本続けて観ることを強くおすすめ。深津が流山児の演出と違う「百舌鳥」に熱 意燃やしているという話も聞いたけど。四季や蜷川とバトル状態の扉座「ハム レット」にも期待。ちなみに、四季版は山口祐一郎と石丸幹二を観たけど、美 術・照明・衣装等ビジュアル的に完成されているのに、静止した絵のごとくで 台詞が心に伝わらない。浅利演出の型にハメられた役者が息苦しそう。歌舞伎 なり新感線なりにも段取りや型があろうが、その中でののびやかさ、個性が作 品に創造性をもたらす。が、四季のストレートプレイはおしなべて、それを押 しつぶしている気がする。色物もこなす下村尊則が、どこまでそれを壊せるか。 へ」での演出のうまさに冴えを見せ、いよいよ文学座への脚本提供作も紀伊国 屋サザンシアターにかかり作家としても注目の土田英生。大好きな再演の「約 三十の嘘」は、すごく楽しみ。唯一の気がかりが、青年団プロデュースに出演 のため休演の金替康博の不在か。転球劇場とスクエアは理屈抜き、笑うだけ。 個人的には、超小型爆弾娘?小椋あずきが楽しみ。小椋出演のKUTO-10で、ヘ レンケラー「奇跡の人」の名シーンをパロってたのを覚えてる? 小椋は、本 物のホリプロ作品に、ケラー家の住込召使の娘として出演していたのが懐かしい。 リーダンス系って、とっつきにくいところがあるけど、ハマると麻薬のよう。 勅使河原やカオス、ダムタイプみたくクセになる。維新派ファンにもおすすめ。 同名別人。元時空劇場)作・演出・出演で、これも好み。ちょっと遠いけど 行ってみたいかな。音響・池田夏子となってるし(その次週の魚船プロデュー スも担当、売れっ子やねん)。 |
8月 |
やっぱ、行けないじゃん。ごひいき金田典子客演なのに悔しい。近頃評判の WI'REも、いまだ未見。サカイヒロト好きなのに。鋼鉄猿廻し一座の淡々と したまっとうなスタイルにも好感。クセノスは未見なれど、他の劇団へ客演 している役者さん見る限りでは良さげ。でも、劇研はやはり遠い。以上、行 きたくてもメド立たないシリーズ。悔しいついでに、東京は歌舞伎座の「研 辰の討たれ」も。くそっ。 信じらんない。歴史はドラマその大胆な解釈を、泣かせる名曲オンパレード と肉体の限界ギリギリな振付で見せる。猛暑の夏もこれ観れるとすがる最後 の切り札。 は花火見物に行ったことがない。劇場で、どんと打ち上げる花火を楽しみに してる。真夏はムズカシイ芝居に脳ミソ働かず、エンタメに限る。 「メザスヒカリ」はおもしろかった。これは斎藤晴彦演出、ルーツを同じく するオンシアター自由劇場や東京壱組の音楽的わい雑さが好き。どうやら佐 藤信の演出が、私にはイマイチなのか。その佐藤演出が心配だけど、毬谷友 子の絶対的信者だから「ふたごの星」は観ちゃう。 作。四季版は、かつて山口祐一郎主演で観たが、悩めるというより偉丈夫で カッコ良すぎるハムレット。重厚だが様式的な福田恆存訳とあいまって、華 美だが内面の表現に欠ける印象。四季も、新キャスト2人競わすを吉と出るか。 田有紀が、伝説をまた塗り替えるのか。小説版は読んだけど、機動隊vs全共 闘の戦いの日々を知らない今日の客に伝わるか不安。 |
7月 |
ラクティック行ってたんで、泣く泣くパス。その前週に、勅使河原三郎の人間 技とも思えぬしなやかなスピンを観た後だったので、パンツ穿き換えるのもつ らい自分の身体が情けなくなった。「ルミナス」のアンコールで、盲目のダン サー(まさにダンサー・イン・ザ・ダーク)スチュアート君に、勅使河原以上の 拍手が集まっていたのが印象的。 の風邪も流行っているらしい)。観劇スケジュールも、無理しないように(自分 に言い聞かせてる)。今月は、第3週末の連休に集中しているのがホントつら い。清流劇場も最近すごくいいのに、観れない。エンタメ系関西小劇場の合同 プロデュースとなる「ロケットの夏」「地球が静止する日」の連作公演も、日 程が詰まってるっ、悲しい。HEP HALLの女性作・演出家フェスの企画も、全部 観たいけど無理。とりわけ南船北馬一団がダメなのが、痛い。月末のKUTO-10 と、土田英生セミナー公演、どっちもいいに決まってるので、押さえときたい けど予定は未定。 知美が出演しないのはなぜ? 退団しちゃったの?)だけは、私も押さえたけ ど。9月公演も決定している転球劇場がロングラン、この勢いで動員をどこま で伸ばすか。ファントマも、どんどん新しい観客が増え、西村恵一が居たのも 遠い過去? 美津乃あわフィーチャリング体制で、どこまで究める? 桃園会 は、NHKの演劇情報でちらっと東京公演が映ったけど、わずかな場面からも 神経が行き届いているのがひしひわかる。作・演出の深津が取り上げられるこ と多い同劇団だが、あの緊張と空気を作り上げるには、並々ならぬ集団内の切 磋琢磨があるはず。 見せた自然との一体感、人間と宇宙との共生がさらに進化する。地球規模の世 界演劇を体現する維新派が、奥深い奈良の地から発信するメッセージに身をゆ だねよう。 まらない。「夜叉ケ池」「天守物語」「海神別荘」のファンタジーじゃなく 「日本橋」と同じ新派劇。歌舞伎→新派→新劇→小劇場と続く演劇史への現代 的挑戦。新感線によって小劇場と商業演劇の壁はなくなり、松田正隆、鈴江俊 郎、マキノノゾミ、土田英生らにより新劇と小劇場の区別も無効。花組芝居も ジャンル分けを破壊し続け、演劇をクロスオーバーする立役者のひとりとな る。 り。宝塚星組次期トップの香寿たつきが外部出演、主役に擁して「天翔ける風 に」で野田版に挑む。リリパのわかぎと親交がある香寿は、芝居には定評があ るので楽しみ。 松竹歌舞伎は、夜の部での仁左衛門「俊寛」、四季はオリジナルとしては「夢 から覚めた夢」と並んで好きな「ユタ」なので、それぞれに楽しみ。バレエは よく知らないが、地元なので八尾プリズムを応援。ワガノフへは、日本からの 留学生も多いとか。明日をになう若きロシアバレエの底力を観れるか。 |
6月 |
る予定をリストアップしているだけ。既に前売券もしくは当日精算券を手に しているものが大半。実は、毎月のようにリスト以外に、当日時間が空くと 思い立って観ているので結果はどんどん本数が増えとる。というわけで、 ずっと毎月20本は下らないヤクザな観劇生活を続けて来たワケですけど、 どうやら1年半ぶりに今月は、どうしたって20本行きそうにありません。 結婚式に出席してジューンブライドを祝福せなならんし、ELTや浜崎あゆ みも見なきゃいかんので、今月はこれで精一杯宣言しちゃいます。 賞の最終選考に残った山岡徳貴子が作演出するのに期待大。CTTや魚灯な どのプロデュース公演で磨いた腕を、いよいよ劇団として発揮する。主宰鈴 江の文体に近いながらも、さらに繊細な感性と、男の弱さ甘さをバッサリ切 り捨てる女性特有の強さを併せ持つ。 のが今作)。が、その「そこここで残るK氏」の再演には圧倒された。「劇 場通い」のH氏ともどもCANPUS CUP2001の大賞はこれでキマリって意見に大 きくうなずく私だったが、結果は優秀賞(大賞は烏丸ストロークロック)。実 は、参加作品を私はそれしか観ていないのに、勝手なことほざいて悪いこと しました、他の劇団の方、ごめんなさい。が、水の会、ホントすごい、必 見。 い)。ひょうひょうとしたシチュエーョンコメディのスクエア、ポイントと なる紅一点の客演女優をチョイスするのがうまい。今回の冨永茜は、色っぽ い系の使われ方かな。ただ古手のメンバー・池田幸巨が前回から退団、抜け たのがちょっと気にかかる。MONOの西山智樹が辞めて金替康博が入団す るまで、人数減で戯曲構造の関係性まで薄まったのを思い出す。 らかなひらがなまじりのタイトルが、なんとなく南船北馬一団風。そのあた りの劇団がお好きな方にはぴったりくるはず。沙羅双樹の白い花って、季節 もの。梅雨でしっとり濡れた苔の緑に、ぽつぽつ落ちている夏椿の白さは、 目に沁みる。 〜」。賑やかな演出のようだが、劇場の匂いの差がいちばん気になる。独特 の味わいある女優陣を拝し男5人だけという初演からしてMONO番外公演 ぽかったので、うんと遊ぶも一興か。 たのもひさしぷり。あらためて魅力的な役者さんが多いなあと思う。いるか HOTELも、ひさびさなので新鮮に観る。前回よりカラビンカから小劇場へ進 出したシャトナー研。エチュード全盛だった頃の青い鳥や遊機械全自動シア ターをほうふつ。舞台とは1回1回のライブであり即興であるという原点に 帰る心意気や良しだが、そのためにはいっそうの肉体訓練と引き出し多くす ることが求められる。 目、すべるようなステップでの歩きっぷりを楽しみましょう。勅使河原三郎 は初見っす。かつてAI・HALL公演を観ようとして、完売で断られた経験があ り、やっと観れるので楽しみ。それにしても、ダンスファンにはオアシス以 上に水たっぷりのびわ湖ホールですな。ロビーのお茶ケーキ食事も充実して ますし。宝塚は小池先生演出のジャン・コクトー。ちょっと頭(観念)が勝ち すぎるがたまに傷だが、それをダンス表現して抽象性が薄まるのがきっとい いんだな。 団だが、主演・夢輝のあにひっかけたタイトルは爆笑もの。ねったん(夢輝) は、賢治と劇中劇のジョバンニを演じるが、定評ある歌は堪能できる。賢治 の妹役には若手の映美くらら、8月から月組トップ娘役に決まっておりこれ にも注目が集まるだろう。 たぶん、コンボイの今村ねずみに違いない。81年の「少年狩り」から「走 れメルス」「ゼンダ城の虜」を経て82年の「怪盗乱魔」までその名はあ る。「新タイムトンネル」を観ると、野田の影響の大きさを思う。別々の道 を歩んだ2人の、時を超えた会話を聞く思いさえする。 |
5月 |
これも未見のBlue,Blue.だけは観たいもの。化石オートバイの別ユニット?化 右オートバイやロヲ・タァル・ヴォガ、エビス堂あたりも観たいけど、たぶん 無理。時間に余裕のある方は、以上もぜひチェックしてね。 なかなかいいバランスじゃん。tptは、こんな小空間で麻実れいを観れるのが (エイトスタジオ柿落しの近代能楽集でも観たけど)ホント幸せ。私的には麻実 が、日本で2番目に好きな女優だったりする。ちなみに、宝塚歌劇を観始めた 最大の理由は、もうひとり4番目くらいに好きな毬谷友子(「贋作・桜の森の満 開の下」は、ヒロイン・毬谷の印象が強烈で、次回NODA・MAPの深津絵里では観 たくない。深津がキライなのではなく「農業少女」の深津は素晴らしいが、同 作で初演と再演の毬谷を超えることはないと思う)ともども、彼女らの出身地を 知りたくてのこと(自慢じゃないが、当然、宝塚時代の麻実は知らない)。その 麻実と浅野温子の顔合わせが「結婚」のウリだが、浅野の名がチラシでトップ 扱いなのは、舞台よりTV重視の世間に媚びてるようで哀しい(浅野も好きな女 優なんだけど)。 演。今月1本しか観ないとしたら、迷わずこれ。歌劇のお膝元でストレートプ レーが、どう評価されるか客席の反応も楽しみ。バウでは、その前に瀬奈じゅ ん初主演作品。チケット入手が大変だった、瀬奈ってこんなに人気と驚いたほ ど。大劇場は、いよいよ真琴つばさサヨナラ公演に突入、これもチケット難民 が出そう。正月にTV中継された東京公演を観た限りでは感心しないのだけど (木村信司先生の作品て、軽すぎて好きになれないもん)。 ワネット編」の古さにはガッカリ。大時代がかった植田脚本の悪い部分のみ目 立つ。書割の美術も手抜き、幕前も平板、歌舞伎のカタを取り入れようとして いるがフランス宮廷の話とあってバタ臭さと合ってないし、なにより大作の原 作の筋追うだけで消化不良を起こしている。豪華な衣装はさすがだが、重く動 きづらいので得意のダンスにキレもない。名場面と伝え聞くバスティーユ解放 のシーンも「レ・ミゼラブル」のパリケードのリアルな装置、スピーディな展 開を知った後ではつらい。歌、芝居、立居振舞とも隙なしの花總まりが救い。 断頭台を上がるため大階段使うラストシーンから、一気に初舞台生のロケット へ。階段を使いこなしたショー部分は魅力。 も。私は、歌舞伎版ハムレット「葉武烈士倭錦絵」でオフィーリアにあたる実 刈屋姫が好きだったので期待してるけど(この時も2役早替り)。やっぱり、 若い人は、肌も艶あっていいです(四月大歌舞伎、親子共演で「道成寺」を舞っ た菊五郎・菊之助も、菊之助の方がずっといいっす)。近松座は、ふだん増補改 訂版で演じられること多い「心中天網島」を、ここはむろん近松への敬意込め た原作版なのが楽しみ。 ネナプキンの社会史」(宝島文庫)はご存じ? 読んでから観るか、観てから読 むか。追加公演も出たAGAPE store、なぜに人気? やはり、後藤ひろひと脚本 への飢え? 私は失礼しちゃったのだけど、後藤脚本でない先回の遊気舎(ごめ んね、O木ねーさん)はどうだったのかしらん。遊気舎と後藤の出演する転球劇 場が、モロぶつかる展開というのも複雑な気分だったその時。私的に思うに、 後藤が一番魅力なのは、作家としてではなく役者として(MONOの土田英生 も、そう。もち両者とも、作家としても十分すごいけど)。そのMONOの奥村 泰彦は、役者としては登場するが自身の劇団では、最近とんと美術を担当しな いという矛盾。奥村の美術以外にも、衣装の三大寺志保美などスタッフはそう そうたるメンツ、それ期待して、たとえドリさん(キムラ緑子)出演してなくて も、M.O.P.には期待。 んといっても、ひさびさ出演の菅野良一に尽きるが、また当たり役の沖田総司 かしらん。シティボーイズは、これまたひさびさ5人で出演で、幅が出そう。 「TVチャンピオン」で実況する中村有志の人柄の良さが大好き。いとうせい こうのインテリぽいのも良し。音楽は、ずっとおしゃれにピチカートファイブ だったが、解散でどうなる? 三のうまさに驚愕。本業の仕事忙しく役者卒業?らしい彼のダッシュでのサヨ ナラ公演は見逃すわけに行かない。OMSを知り尽くしているPM/飛ぶ教室 は、美術も楽しみ。立身は、若手の成長著しく、大所帯のアンサンブル良く なってるので、そのあたり見所。男は見ないと公言している私も(そのワリに、 男だけの花組芝居とかStudio Lifeも観ているが)、第14帝国にハマってるのが われながら情けない(ちなみに観客は、95%女性)。ベタとカッコ良さのアンバ ランスの美。観客への惜しみないサービス精神にも打たれる。「元帥がやって 来るYar!Yar!Yar!」というタイトルのあざとさ、コミックセンスにも完敗。坂 口修一はじめ個々の役者は客演引っ張りだこなのに、劇団としてはもひとつ盛 り上がらないTANT RYTHM。私しゃ、ポップな軽さに隠れた重いテーマ、みたい なノリが好き。音楽でブンガクしちゃうみたいな。もっと、肩こらずラクに行 こうやみたいな。ネット予約の特典がCD−ROMっても、今っぽい。 |
4月 |
いってもアトリエ劇研演劇祭だが、石原正一ショー、ベトナムからの笑い声、 スクエアどれも行けそうにない。超歌劇団くらいは、がんばって観たいもの。 スペース・ゼロのUgly ducklingすら行けないかも。クレセントフェイス、GO! GO!マグネグflowerモモンガなんてのも気になるけど。 場、クロムモリブデン、ジャブジャブサーキット、燐光群、南船北馬一団はこ こ最近いい作品の連続じゃん。ハズレなし、あとはテイスト好みだけ。しいて それぞれひと言で表現するなら、人間内面にあるシュールな毒、こてこてギャ グ、ビジュアルオーディオバイオレンス体感、純文学サスペンス、硬派ロマ ン、痛みと癒しのフェミニズム。どれも、みずみずしく採れ立て、旬を味わえ る。 待。私は、ベルばら初めてだけど、花總まりが史上最強のマリーアントワネッ トであることに異論のある人は少なかろう。宙組の若さとゴージャス感に作品 は合う(原作は読んだ)。七人も初見だが、役者・生瀬の魅力が、さんまの器用 さとどうカラむか。デジャ・ヴュはダメかも。RUPのミーハー志向は演劇普 及の一環としていいが、たまに完成度甘くなるが気がかり。カトケンは評判良 かったみたい、初演時は当日に急用出来てチケット捨てた公演、今度こそ。 ないし。ニ月の猿之助の方が昼夜通して、よほど出ずっぱりだったゾ。六歌仙 は楽しみにしてるが。恒例の長浜子供歌舞伎は、今年も15日。日曜日にあた るので花見がてら(海津大崎、豊公園)のおでかけも良い。唐組もいつもこの季 節、大阪に春を告げる。プールが新装なり景観一新した今年の扇町公園に、ま たテントが立つ、それだけでウキウキ。 |
3月 |
団。イチオシは世界一団「645」。歴史モノをポップ青春群像劇に仕立たア イデアと、一瞬も止まらない役者アンサンブルの動きが見事。発汗量で甲乙つ けがたいダッシュがこってり&べたなら、こちらはモダンでおしゃれ感覚。役 者の魅力爆発の本作は、初見の人にもおすすめ。 う。かつて岩崎も取り組んだアイホール演劇ファクトリーの卒業公演と、近松 「女殺油地獄」書き換えのプロデュース公演として。劇団員個人の魅力を差し 引いて作・演出家の地力がうかがえる見逃せない対決になりそう。 ゼは、大浦みずきのティナルディエの妻役に涙がこぼれた。がさつでがめつく いじわる、品もない憎まれ役を、ブスメイク歯まで真っ黒にしてがんばる根性 にほとほと頭が下がる。その気合があるからこそ一転して、華麗なタンゴを舞 えるのだろう。退団が秒読みの真琴つばさが、ドラマシティをここを得意とす る正塚作品で飾る。大劇場並とはいえぬが厚みのある生徒陣なので、思い入れ 過ぎなければ楽しめる。 れない。これ見るだけで行く価値あり。新生なった猫尻の要・木村真紀が制作 に回り、ついに押しも押されもせぬ看板女優として君臨する藤岡彩加。「看板 子役」だった昔を思うにつけ、これまた涙なしで見られない。 も見たいけど、どうかな。ケッペキや水の会、烏丸ストロークロックどれも気 になるんだけど。 |
2月 |
ての劇団と出会う時もドキドキする。一種の昂揚感なんだろうけど、あーこん な世界があったのか!というツボにハマった時の快感が忘れられなく今に至っ ている。まずは昨年の利賀でも評判、今や飛ぶ鳥も落とすどころか教室に入れ ちまう飛ぶ教室。ヘビープロデュースは、本業が忙しくランニングシアター ダッシュ本公演に出演出来ない役者らによる、いわば残業公演。今やTVチャ ンピオン大食いもビジュアル系とか。そもそも江戸は歌舞伎の昔から花形役者 は美形のはず、ならばビジュアル系男優をそろえたスタジオライフこそ必見。 オリガト・プラスティコは、ケラ+広岡由里子の新ユニットの旗揚げ。寸止め の気持ち悪さが快感に変わる? 恥ずかしながら未見の鋼鉄猿回し一座。今年 初めてのウイングフィールドだあっ。やっぱり、私ってあんまり芝居観ていな いなあ(実感!?)。 リーブラウン」。絶妙のキャスティングに笑う。パルコ主催、新生ルテアトル 銀座で公演の「コミック・ポテンシャル」。盆回しを仕込むと聞いているので 楽しみ。高嶋政伸に思い入れないが、演出・宮田慶子にハズレないし。四季の ファミリーミュージカルは、すごく好き。地道に地方公演欠かさず、ルーツを 大切にするって大事。S席5000円も良心的、ヘタな本公演(例えば「壁抜 け男」あわわ、言っちゃった)より「ふたりのロッテ」の方が、子供心に帰れ て感動大きい。 ず。腹話術師にとどまらずマルチアーテストたらんとするいっこく堂をどう使 う。発砲・B・ZINも、けっこう好き。カムカムミニキーナと同様、関西出身者な らではのサービス精神、笑いの質を感じる。地球ゴージャスは、今回ゲストの 加藤貴子に尽きる。野田地図「ローリングストーン」「半神」でチラリ見せた キュートな魅力爆発か。第14帝國は、1回観てけっこうハマりました。制服 フェチの人必見よ。男優のみってことで女性客の汗と熱気むんむんに耐え切れ るかしらん(前回メゲそうになった)。 怖いほどの美しさが、白石加代子育てたプロデューサー・鈴木忠志の主義? 猿之助は十八番ばっかりじゃん、出ずっぱりで大丈夫とこっちが心配になるほ ど。右近に笑也が欠けるけど、これは観るっきゃない。先月も夜の部は満席な 1幕見。1本だけというなら「黒塚」。またも「錦鯉」で岸田賞逃がした土田 英生率いるMONO。悪意ありそな新作は、お手のもの。今月のぴっかぴかイ チオシにキマリ(美術が奥村泰彦自身なら、なお良かった。オリガト・プラス ティコなど手がける売れっ子ともなれば所属劇団に手が回らないとは矛盾)。 |
1月 |
30本を超している月も実はあって、これにはさすが自分でも観過ぎとあきれる。 つまり、通常1月は芝居の本数が少な目だということ。そのなかで、今月イチオシは 月末の近大系2本の同時期公演。芸術学科の演劇専攻卒業公演は、なんと無料。 大学で教えている鈴江俊郎が自身の作品をWキャストで演出する。在学中から 太陽族に所属していた金田典子を、かつて卒業公演で見たのは自慢のひとつ。 豊富な稽古量と、ただ一度の卒業公演という緊張感がうまくミックスされた舞台は、 いつも期待を裏切らず素晴らしい。ただひとつの欠点は、芝居に不慣れな卒業生父兄 の私語でしょうか。静かな演劇だけに、つらいんだよね。 大人計画に似ているとの評も聞くが、もっと関西センス。テンポの早いデジタルなカットバック 処理でアナログな懐かし感を出す。かつてのガロとか宝島に近いテイスト、音楽やコミック を統合する演劇新世代なパフォーマンス。 で有名な長谷川伸に挑む。泥臭い人情話は、きっと立身にぴったり。小劇場ながら、 ポップな都会派演劇より座長芝居が似合う主宰関秀人らしい。 に続き、今回も動きが楽しみ。都会の遊園地たる観覧車の下のコヤで演るのは、 おもちゃ箱ひっくり返したようなカラフルな劇団にお似合い。 ムバックで新たな黄金期になるか。 実験作がらひとつの完成を見た。ただ、保村大和と他で力量の差が開きすぎ。小空間から 劇場進出も不安か。 春の祭典、ボレロで美しさとダイミズムに酔った。アンサンブルのボリュームもいうことなし。 もサヨナラ。で、今はMe仕様のノートを使い始めたところ。アドレスも辞書登録も全部なくした まま、しばらく通信エラーだったので、あちこち不義理あるかも。現在なんとかメール受信 OKなので、心当たりの方は、あらためてメールください。ところでキタしばのHPアドレス ってどこだったっけ(どっかで検索すりゃ、出てくるわな)。 |