もみゃさんの04年下半期ベストアクト


(以下、敬称略)
 2005年上半期の観劇本数は36本。
 大体、これまでからすると3割減ぐらいの観劇ペースですが・・・別に、入院してたとかでは無いです。

作品部門

 作品部門は、どれだけ記憶に残っているかを軸に、かなり割り切って判断しました。
 私的なウェイトが大きいものは、その部分を差し引いているつもりなので、それなりに公平な筈です。
(結果的に、次点がかなり濃ゆくなっていますが)
 再演や、他団体にて上演済の話・・・という公演については、公演それ自体の出来は関係無しに、もれなく次点までの扱いとしています。

第1位 売込隊ビーム 大家族スペシャル in→dependent theatre 2nd
 贔屓目な部分を差し引いても、文句無し。
 個人的には、これまで観た売込隊ビームの作品の中で、トップクラスの出来だと。
第2位 SHINKANSEN☆RX SHIROH 梅田コマ劇場
 余りにも露骨に、時事ネタを取り込んでいる辺りには、少し違和感を覚えましたが。
 結果的には、印象深い、いい作品でした。
第3位 ARTCOMPLEX1928共催
奥田ワレタ・真野絵里
愛なんかで腹がいっぱいになる女 アートコンプレックス1928
 一見、無理矢理な筈の展開を、妙にリアルに、生々しく表現する事に成功。
 企画と演技力の相乗効果が、見事。
第4位 クロムモリブデン ボウリング犬エクレアアイスコーヒー in→dependent theatre 2nd
 タイトルから、話の舞台と方向性が少しは読めた人も居たとは思いますが。
 時事ネタの盛り込み方は、相変わらず見事。
第5位 エビス堂大交響楽団 カラクリ少女 HEP HALL
 エビス堂大交響楽団・・・ここの所の流れに沿って(?)またもや壮大なスケールの新作。
 看板女優2人(山本操・浅田百合子)の本領発揮。
次点 Giant Grammy ラッキー2ストライク HEP HALL
仏団観音びらき 宗教演劇 一心寺シアター倶楽
F.C.プロデュース 半神 森ノ宮プラネットステーション
4Fハホール
デス電所 散戒 芸術創造館
劇空間NKボム・プロデュース
/ハイパーキューブ
マイクロメーター アリス零番舘-IST
劇団ガンダム ガンダム、大地に勃つ in→dependent theatre 2nd
 次点は、上演時期が最近のものからの順。 Giant Grammyは、大掛かりな仕掛けは見事だったものの、企画ありきだった分、展開に自由さが無かった様な・・・それだけが残念。 仏団観音びらきは、賛否両論上等といった攻めの姿勢を評価。 F.C.プロデュースは、野田作品なので前述の通りに次点どまり。 デス電所は、ちょっと奥田ワレタ頼りが過ぎる様に見えて。 もう少しレギュラーメンバーのウェイトが高くても良かったのでは?と思えてしまって・・・。 劇空間NKボム・プロデュース/ハイパーキューブは、極めて私的な理由での注目なので、その分を差し引いて。 劇団ガンダムは、個人的にはおなかいっぱいです。




役者部門

 選出基準は、作品部門と同じです。
 今回も、前回と同様、順位は付けません。

選出3名 太田清伸 (売込隊ビーム) 売込隊ビーム『大家族スペシャル』
 『大家族スペシャル』での主演。 とにかく、それに尽きます。
 本当に、この人あっての『大家族スペシャル』でした。
奥田ワレタ デス電所『散戒』
奥田ワレタ・真野絵里『愛なんかで腹がいっぱいになる女』
 もう何なんでしょうか、この人の存在感は。
赤星マサノリ (劇団☆世界一団) 赤星マサノリ一人芝居『ノルウェーから来た馬車馬』
化石オートバイ『泥酔レコード』
婦人マガジン『夜又ケ池』
 シリアスな演技だったり、後輩キャラだったり、演技から何から好き勝手・自由だったり。 バリエーションに富んだ活躍を評価。
 前回に引き続いての選出というのは・・・個人的な心境としては抵抗があったんですが。
次点 重実百合 (クロムモリブデン) 劇団ガンダム『ガンダム、大地に勃つ』
クロムモリブデン『ボウリング犬エクレアアイスコーヒー』
 最近、急にクロム的な気配を放ちだした気がするのですが。
 そろそろ本公演で、他役者とのセットでない使われ方をされている所を観てみたい。

 役者名の横に記してあるのは、特に評価の対象にした公演です。