もみゃの02年年間ベストアクト

(以下、敬称略)

環境が変化し、週末にまとまった時間を予め押さえておくのが困難になり、「時間が出来た! 今から行って間に合うのは・・・」と
いうパターンが多かったです。
劇場の閉館ニュース(既に閉館になった京橋アルバトロス・梅田スペースゼロ・一心寺パート2 etc.、閉館が予定されているOMS
(2003年)・近鉄劇場&近鉄小劇場(2004年))が相次ぎ、締めに突然のT∀NT RYTHM解散。
沢山の良い出会いはあったものの、トータルでは手放しで喜べなかった、色々と考える事の多かった一年でした。

作品部門

第1位  ゴーゴーハリケーン ソフトマシーン

川下大洋・原尚子(@立身出世劇場)・高木稟(@転球劇場)・北村守&奈須崇(@スクエア)・・・これだけ個性的キャストで創り上げた、とても密度の濃い1時間半。
公演の、全体的な完成度を評価。

第2位  第三回アトリエ劇研演劇祭 Program5 Package4 A-Pack
衛星 二人の愛がある限り世界は回り続けるか
北村成美 アイノジカン

アトリエ劇研祭の一環として行われた、演劇+ダンスのコラボ企画、かつ、正直者の会『黙れ』のプレ公演。
(ちなみに北村成美は、正直者の会『黙れ』にも北村成美(ダンサー兼、劇団「正直者の会」主宰)役として参加)演劇とダンスの融合具合を評価。

第3位  満遊戯賊 Pink

主役・相沢桃香 役に抜擢された、奥山梨恵の好演を評価。

第4位  デス電所 輪廻は斬りつける 〜ツヤマ・ミーツ・アサマ・ハッシャ・グラインドコア〜

デス電所の持つ世界観が、個人的にツボなので。
特に、近畿大学内で行われたプレ公演(セット殆ど無し)での出来を評価。

第5位  土の会 第1回お茶会

坂口修一(@T∀NT RYTHM・2002.12時点で解散)がライフワーク的に行っている、一人芝居ユニット。
カフェという空間そのものも手伝ってか、終始、ここまでリラックスしててエエんか?というぐらいの、とてもアットホームな雰囲気づくりに成功。
企画そのものと、その成功を評価。

役者部門

正直、この1位〜3位は、他の投票者の何方とも一致しないと思います。
がしかし、思う所があって、あえてこうしました。

第1位  小松利昌(世界一団)

所属する世界一団の公演・劇団内で結成したユニット「スパゲッティーズ」での単独公演・「スパゲッティーズ」や単独での客演等、
役者としての活動・好演ぶりに加え、「小松造形研究所」としての、他劇団への小道具・オブジェ等の提供や、それらの作成についての相談対応等・・・。
それら全てを評価。

第2位  奥山梨恵(満遊戯賊)

決して少なくはない(むしろ多めの)劇団内で、入団して2作目での主役抜擢。
が、それを感じさせない程の立派な熱演ぶりを評価。

第3位  梅本真里恵(売込隊ビーム/アンテナ劇場。)

所属する売込隊ビームでは本当に様々な設定の配役をされ、アンテナ劇場。では一人芝居に近いボリュームを任され・・・。それら全てを評価。