さんとさんの上半期ベストアクト



1位 チャズが来た夜(パブリック・サキスホーン・プロデュース公演)
2位 かなしい親分(PM/飛ぶ教室)
3位 荘厳序曲2025年(劇団☆世界一団)


 「チャズが来た夜」
チラシのイメージどおりの世界がうれしかったです。
声しか登場しないチャズが、効果的でした。
目には見えない月が、くっきり浮かんでるのがキレイでした。
ホテルの玄関に座り込んで泣き崩れるチャズが
見てないのに、すごく印象に残っています。
どっぷり入り込めて、観終わるとなぜか元気になる、ステキなお話でした。

「かなしい親分」
迫力の極道もん。人間が、すごく温かくて優しくてよかったです。
出てくる人が、今現れた人じゃなくて、過去があって未来もあって
背負っているものが見えて、スゴイと思いました。
笑ったり泣いたり、観ててかなり忙しかったです。
衝撃のラストは、何が起こったのかを想像したくないくらい驚きました。

「荘厳序曲2025年」
すごく照明がキレイで、全員がそろったセリフも、
そろった動きも素晴らしかったです。セットもステキでした。
こころの海へと降りていくところ、水の中みたいでキレイでした。
降りていく感じも、本当にゆったりとしていて
役者さんの肉体は大変でしょうけど、美しかったです。

役者部門

1位 桂雀三郎
2位 内田淳子
3位 工藤丈徳(劇団☆世界一団)

桂雀三郎さんは、どうしてあんなにお茶目なんでしょう。
めちゃめちゃ可愛いです。ちょっと情けないところもいい。
みんなに慕われている親分が、すごく好きになりました。

内田淳子さんは、めちゃめちゃ表情がいい。
内田さんが出演されているだけで観に行きたいくらい
いつでも光っててステキです。

工藤丈徳さんは、無表情の中にある心情にぐっときます。
淡々としていて切ない。それだけじゃなくて、動きもスゴイ。
優雅でシャープな動きにも目を奪われます。