chicoさんの上半期ベストアクト

今回はめちゃくちゃ悩みました。
なぜなら・・・芝居を見てないっ。特に関西では。
仕事で出張が多かったからねー。
その少ない中でのベスト3はこれ。


1位 1位 転球劇場「cat」(於・HEP HALL)

今年ついに爆発か、という勢いの転球劇場。
とにかく、楽しかったの。3人のやり取りが。
絶妙な間合いの取り方というか。気楽に楽しめた、という感じで1位。
最後のミュージカルシーンもおまけっぽくて楽しかった。

2位 ラックシステム「お祝い」(於・OMS)

年末の「お正月」は正確には、らも事務所プロデュース公演だったんだけど
これはその流れを汲んだ作品。いい仕上がりでした。
笑えるし、泣けるし。最後の親子3人の顔がとっても良かった。
身近なテーマなので、あれこれ思い当たることもあったりして。
昭和初期っぽいセットも素敵でした。

(余談ですが、小道具はわかぎさんの私物が多かったそうです。
だから、東京では微妙に小道具が違ったらしいよ。)

3位 遊気舎「世界で一番速い女」(於・AI HALL)

んー、ちょっとくどいくらいに泣かされましたね。
笑いのツボはどんぴしゃ。50円の歌、あのノリって大好き。
ちょっと泣かせるところは引っぱり過ぎな気もしたけど
全体的にたくさんの人をうまく使ってて、かなり満足な作品。
楠見さん、うまさバクハツ。大王も相変わらずおいしかった。

次点 MONO「錦鯉」(於・近鉄アート館)

とにかく、うまいっ。セリフとセリフの間のびみょーな沈黙が
いい感じなんですよね。目線の配り方とか。
話も、こう終わるかーって言うか。うまい。ほんとに。

役者部門

これまた選ぶのに人苦労。今期の観劇の中で印象に残った人を選んでみました。

1位 転球劇場 橋田雄一郎

「cat」「お祝い」と印象の強い作品。「みち」も良かったし。
とにかく今期は橋田さんに目が釘付けでした。
ちょっと嫌味な感じがまたうまいんだなー。

2位 花組芝居 加納幸和

「天守物語」での美しい姿!ほんと惚れますぜ。
NHK「あすか」での熱演も良かったし(舞台じゃないけど)。

「プロパガンダ・デイドリーム」での男役もなかなか素敵でした。
3位 リリパット・アーミー コング桑田
3位ってのはちょっとおまけかもしれないけど、ここ最近の
役者としての自覚ぶりはすごい!
「スプーンの上に天使何人止まれるか」の時にはちゃんと若手を
リードしてたし。MOTHERでの客演もがんばってました。
次点 生田朗子
「滝の茶屋のおじちゃん」で押さえたしっとりとした女性をやってた
かと思うと、「お祝い」ではテンションの高い校長先生を熱演。
なかなか、かわいらしいお姉さんって感じでこれからも注目です。